kyuukei
カメラマンの独り言
その1:プロカメラマンってどんな人?
            アマチュアとプロの境目について


 一口にプロカメラマンといっても報道、スポーツ、人物、物撮り、ドキュメンタリー、作家、等々いろいろなジャンルに分かれています。専門のジャンルでは人には撮れないような写真を撮影しています。
今日では、カメラの技術が進歩して普通の人が写真を撮っても奇麗に写ってしまう今日この頃。技術の進歩は大歓迎ですが、出来上がった写真の結果論でいえばアマチュアとプロの境目がなくなりつつあるが現状です。
アマチュアの方でプロを目の敵にしているひともいるようですが、プロカメラマンはそんなに特殊な人種ではありませんのでいじめないで下さいね。
一般的には写真を撮影してお金を稼いで生計を立てる人がプロフェッショナル、そうではない人がアマチュアになっています。
また一番最初に書きましたが、それぞれのカテゴリーでいろいろなカメラマンがいます。また限りなくプロに近いハイアマチュアなる人種がいたりして混乱するばかりです。

 じゃあいったい何がプロカメラマンなの?
クライアントが満足する写真を限られた時間内で確実に写すことができ、かつそれによって収入を得ている人。そういうことだと思います。これはかなりのプレッシャーです。カメラマンになったばかりの頃は撮影してラボから現像が上がってくるまで落ち着かなくて夜も眠れない事もありました。いまでもありますが・・・ほんと白髪が増えてしまいました。
本来の写真の使命である、写真を撮影して何かメッセージを発信するということに関しては、むしろアマチュアの方々の方が秀でているのではないかと自分では思っています。
商売とはあまり関係ない分野の写真はどうも苦手としていて、その筋のホームページとかに行って勉強することもしばしばあります。

 では実際のお話、最近のマイブームである鳥の撮影はプロのカメラマン(スポーツ、報道系の方はいけるかも)でも思うようにはいかないのです。気ままな鳥さんはこちらの思うように出てはくれず、動きも速くおまけに小さいのでピントも思うようには合ってくれません。初心者にはかなりハードルが高い分野です。よく訪れる鳥さんのサイトには、信じられないような写真がたくさん載せられていてびっくりしてしまいます。まだまだ修行が足らないようです。でも如何にすれば思うような写真がゲットすることか出来るか・・・、長年の感?で機材の組み合わせ、撮影時間帯、などなど普通の人よりも解決できる能力に勝っていると自負しています。しかしこれがとても危険なのです・・・。

私も常々思ってしまいますが、新しいレンズ、新しい機材があればもっといい写真が撮れるという幻想をついつい抱くことがありますが、これはまさに物欲の泥沼にはまる一歩手前で危険な症状です。冷静に考えれば新しい機材があってもそれに伴うウデがなければある程度の進歩があっても劇的にいい写真が撮れるはずもありません。プロカメラマンは最高の機材を使って自分の退路を断つ事がよくあります。機材は最高なのに、いい写真が撮れないのは自分のウデが足りなかったと納得させるためです。常に崖っぷちで仕事をする緊張感もいいものです。なんちゃってね。いかし、趣味の世界ではもっと気楽に行きたいものです。お金に余裕があれば、新しいレンズが欲しいし、デジカメも新しいものが出るし、それでとっておきの写真が撮影できれば仕事にも精が出るというものです。もっと仕事して新しいデジカメ買わなくちゃ。・・・すでに物欲の泥沼にはまっています。底なしの物欲の扉を開きたい方はこちら「中島様」の

http://king-fisher.cool.ne.jp/karubbs.cgi

を御覧下さい。

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