さて、その使い心地はというと、快適そのもの。画面の表示が速い速い。さすがATI radeon9700 256MBです。Windows XPはMac OSXを使っている人であれば何の違和感もなく操作できます。心配していたモニタの発色は、Macより良いのには正直びっくり！Monaco Optix Proでキャリブレーションをとると、アップル２３ＨＤモニタとほとんど同じ色になります。

Macユーザーでニコンのデジカメを使っている人は、キャプチャー４の動作が遅くてＲＡＷデータで撮影をするのが苦痛だと皆口をそろえて言っています。ソフトがWindows用に書かれているためだと噂も聞きます。なるほどこのノートＰＣだとスイスイとはいかないまでも、そんなにストレスを感じることなくデータのチェックが出来ます。鳥の撮影でニコンを使うときは、よほどの悪条件以外はＪＰＧで撮影するのが常でした。しかし、こいつを導入してからはＲＡＷで撮影をすることが出来、うれしい限りです。

ただ欠点は、ノートにデスクトップ用のＣＰＵを乗せているのでタッチパッド付近がとても熱くなり手首にあせもが出来そうになります。もう一つは、最近の流行とは逆行してファンがとてもうるさいことです。覚悟はしていましたが、頻繁に「ウイーン」とファンが回ります。夜中の作業では特にうるさく感じてしまいます。まあPenMにすれば発熱は軽減されることでしょうけれど、値段が高くなってしまうのはいただけません。

アプリケーション全般でMacより速いようです。当然、家にある旧式のパワーブックの出番はメールのチェックだけと出番が激減しています。（ウイルスが怖くてメールソフトを一度も起動してません）　Macユーザーは食わず嫌いという側面を持ち合わせていて、ただナントナク「ＷＩＮ機は使わない」人が多いと思います。逆に、そういう人たちが多いおかげでアップルはやっていけてるのかな？インテルのＣＰＵもデュアルになるみたいだし、デスクトップマシンのシェアは今後どうなっていくのでしょう。