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こちらでは機材のインプレッションを紹介しています。
カメラ編

kodak660デジカメ

nikonD1とかが出るかなり前に600万画素のプロ用として発売されました。国産高級車が軽く買える値段でしたが、その画質はたくさんデジタルカメラが出てきている現在も侮れないものがあります。F5ベースでカメラとしての機能は素晴らしいです。また、アンチエイリアスフィルターが取り外せるのでシャープな画質を得ることが出来ます。
ただ欠点は大きくて重い事、鳥さん用では連写が利かない事(新型の760はバッファが大きくなって問題はありませんが)でしょうか。あくまでも素材としてのデータを記録するカメラですので、そのまま使うのはちょいと無理があります。色は彩度が低く(色の飽和が少ない)トーンもワイドレンジで眠い印象のデータです。キャノン、フジのカメラになれた人はびっくりするかもしれませんね。適切に処理をしたデータは素晴らしいものがあります。そんじょそこらのデジカメには負けません。


nikonD1X

D1では仕事にならず、D1Xが発売されてすぐに予約をして手に入れました。重箱の隅をつつく様ですがCCDが正方形ではなく長方形をしているので長辺方向では画素補間をしている関係上、ブレた様に見えて気持ちが良くありません。解像度ぎりぎりの印刷では気になります。もっともD1Xはそのような使い方はせず、拡大率が大きくなく660では出来ない連写でモデルさんを撮影するとか、後処理の手をあまりかけたくない撮影が目的なので問題はありません。赤外カットフィルターをつけると色の再現性が素晴らしく、ほんの少しの処理で見た目の色が再現できるのでカタログの商品撮影には重宝します。
鳥さん用としては、ピントの山が見にくいファインダーがバツ。合焦速度はF5ベースの660と比べても速く合格点。撮影条件が多少悪くてもまあまあの撮影が出来るのはマル。D2Hみたいにノイズがあまり気にならないのはマル。仮に一台しか使えないとしたらこいつを選ぶでしょう。


kodak14n

ずばぬけた解像度は素晴らしいの一言です。しかしその解像度と引き替えに色むら、偽色、モアレ等々と戦う事になります。
適切な撮影をして、適切な処理をすればだいたいはクリアーできますが、たくさんのカットを撮影するのは自殺行為です。
朝までデータ作りに励まなければならないことも・・・。
鳥さん用としては、シャッターのタイムラグが長すぎてシャッターチャンスを逃しやすいのがバツ。合焦速度が遅くバツ。連写が出来ない(秒2駒)。逆光で撮影しづらい(ブルーかぶり、レッドかぶり)のがバツ。ボディーが軽いのはマル。35mmフルサイズのファインダーが気持ちいいのはマル。ファームウエアーが5.5.3になり高感度のノイズが減ったのはマル。
鳥さんの撮影では35mmフルサイズのフォーマットをフルに使うことは滅多にありませんが、すぐそばまで鳥さんが来たときや飛んでいる鳥さんを撮影する時などはフルサイズで良かったという場面もたまにあります。1カット13MBもデータ量がありますので、コンパクトフラッシュがいくらあっても足りません。飛鳥tripperというハードディスクでデータを吸い出してバックアップすると1Gが2枚あればなんとかなります。

新しいCMOSを乗っけた兄弟機が発売されて色むら、ノイズ、感度などが改良されました。CMOSのアップデートが出来るそうなので早速やってみることにします。レポートはそのうちご報告します。


キャノンD30
もともとキャノンユーザーではありませんが、EOSのボディーとズームレンズを持っていたのでポラロイド替わりとして購入しました。キャノンらしく、ノイズが少ないのっぺりとしたデータですが、見ようによっては奇麗です。フィルムの撮影があるときは必ず持って行く機材です。

キャノンpowershot S50
スナップ用としていつもカバンの中に入れているカメラ。RAWデータで撮影されたデータは侮れないものがあり、500万画素あるのでいざというときにはそのまま原稿としての使用も可能です。ホワイトバランスはちょうどいい具合に決まるし、内蔵ストロボのバランスもまずまずです。1眼で撮影した後、余興でこいつを出してスナップ気分で撮影した表情が一番良かったと言うこともままあります。願わくばもう少し小さくて軽ければ言うことなしですね。キャノンの良さを実感できるコンパクトカメラとしてお勧めです。

kodak14nX
14nを発売してからまだそんなに時間がたっていないのに、イメージャーアップグレードという形で対応するところはさすがコッダクさん。光り物を撮影するときの赤のゴーストにはほんとに困ったものでした・・・・・が赤外域を反射するIRフィルターから吸収するものに変えたとかで効果はいかほどか。

結論から言えば、アップグレードの効果はあります。(18万円なにがしの価値があるかどうかは?)時計などを撮影してライトがハレっているところにもゴーストは出ませんでした。なるほど物撮影にも対応できたわけですね。色むらはレンズごとに補正の強さを設定でき、ソフト上でも調節が可能になったおかげで少しはましにはなりました。でも基本的なものはだめなわけで、あまり期待をしない方がよいと思います。アップグレードをしないとこの機能を使えないというのは、ちょっとセコイと思いますがどうでしょう?

ローノイズを盛んに強調していたコダックさんでしたが、14nと14nXのiso160での撮影では確かにノイズは減っているが14nのiso80であることを考えるとそんな劇的な変化は認められないのが事実です。相変わらず長時間撮影は苦手だし(冗談で花火の撮影をしましたが、ノイズはおいておいてシャッターがここぞというときに切れない!!!のには困りました)、ベースカメラが安物なのでかなり限定した場面にしか実力を発揮できないのが残念です。コダックさんのお国の使い方と日本での使い方がそんなに違うとは思わないのですがね。

660.760をベースにバッテリー部分を切りつめて小さくして(D2H位)+10万円で売り出したほうがユーザーとして、このような不満はなかったような気がします。

14nX  PC85mm

クリックすると文字盤部分の100%画像が見られます

浸水してガラスが曇っている様子も出ています?

14nX AF-S28-70mm f2.8

クリックすると100%が像が見られます

JPGですがトーンの出方はわかると思います

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